お仏壇のいわもと


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ご供養

 故人を偲び、悲しみの意をもって生花を飾り、灯明を灯し、お香を焚き、
 ご飯・お茶(水)や故人の好物などをお供えし、お経をあげます。


 故人の浄土への道を生花で飾り、灯明で照らし、魂の栄養となるお香を焚き、餓鬼で
 苦しまないよう食物を差し上げ、成仏のための法(お経)を施すという意味があります。
 故人がより高い霊位にあがれるようにお手伝いさせて頂くと考えて下さい。





お念仏

 ご親族を中心に、故人が極楽浄土にて仏に成る事(成仏)を願う気持ちを込めて
 寂日後の七日毎に念仏を行ないます。


 亡くなられてから七日毎に生前のおこないに対する審査が行われ、七回目の四十九
 日に故人の霊界における運命が決められるという仏教の考え方で、審判の下される
 大切な日だと言えます。

 念仏の日には家族、近隣縁者が集まり、特に念入りにお経をあげ、故人により良い審
 判が下されるように応援するという意味で解釈されます。
 また、念仏の時には毎日のお供物の他に本膳もつくられた方が良いでしょう。
 ※お寺によっては念仏の毎に読経に来ていただける場合もあります。
 
 ご用意する物
 ◎花瓶 ◎火立て ◎香鉢 ◎お仏器 ◎湯呑 ◎木魚 ◎おりん ◎高月 
 ◎本膳 ◎供物台




四十九日

 四十九日には親類縁者も集まり、お坊様によりお経をあげて頂き、中陰明けの法事を
 行い、故人の供養を行うと共に成仏を願います。


 これにより、故人のこの世への執着が解かれ正式に霊界へ逝かれ、ご先祖様の仲間
 入りをしたと考えられていますので、お位牌様も、今までの仮の白木位牌から正式な
 黒塗り位牌に移し替え、お仏壇の中に安置します。 
 また、お葬儀後の白祭壇(後飾  り)も片付けます。


 ご用意する物
 ◎黒塗り位牌  (戒名、俗名、寂日、かぞえ年齢の文字を入れるのが一般的です)
 
 ◎お仏壇
  お仏壇は極楽浄土を表し、仏様と対面する清らかな世界であり、自宅にあるお寺と
  言ってもいいでしょう。
  また、ご先祖さまや故人が住む家でもあると考えられています。
 

 お仏壇が無い場合は、四十九日までにご用意されますと、四十九日法事後
 滞りなくお位牌を安置できます。
 お仏壇が古くて傷んでいる場合は、修理やお洗濯をおこなうなどして、仏様を
 気持ち良くおまつりするとともに、ご家族のみなさんが気持ち良くおまいりで 
 きるようにして頂くことをお奨めします。





初盆

 中陰(四十九日)が明けてから初めてお迎えするお盆を初盆と言います。
 初盆には、盆棚を作り、故人のお位牌をおまつりし、お供物やナスの牛、キュウリの馬
 をつくり、提灯やタイマツを灯し、故人をお迎えします。
 お坊様に来て頂き棚経をあげて頂き、家族を中心に親類縁者が故人を偲び供養をし
 ます。

 お盆の明けには、送り火を焚き精霊送りにて霊界へお見送りします。


 お盆には故人が霊界から帰ってくるという思想に由来しており、キュウリの馬に乗り早
 く我が家に戻ってきて、帰りはナスの牛に乗ってゆっくり戻って欲しいという想いが込め
 られています。
 その際に、道に迷わない目印となるように迎え火として、タイマツや提灯を灯し、お盆
 明けには送り火を灯すのが慣わしになっています。

 東濃西部では、お盆の入りを7月12日か13日、明けを15日か16日としており、
 多治見地区では7月15日に多治見橋周辺に於いて精霊送りを行っています。
 (専用の精霊送り行灯がありますので市内の菩提寺様もしくは当店にてお求め下さい。)


 ご用意する物
 ◎盆棚 ◎盆提灯 ◎たいまつ 
 ◎すやき皿(迎え火送り火用) ◎麻木のはし
 ◎キュウリの牛・ナスの馬(ワラ製、スチロール製) ◎ハスの葉(塩ビ製) ◎まこも

 ○お供え ○おだんご ○料理
 
 一般的な盆棚



盆棚の飾り方
 
 ・お仏壇の前に台を置き盆棚とします。
 (適度な大きさの台があれば清潔な白い布を掛けて代用して頂いても良いです)
 ・台の上にまこもを敷き、その上にハスの葉(桐の葉)を敷きます。
 ・お位牌様をお仏壇から出して台の上に置き、お仏壇を閉じます。
  (閉じない場合もあります)
 ・花立(ほおずき入り生花)、火立て、香炉、キュウリの馬、ナスの牛、御供え物を用意し 
  ます。
 ・毎食事時3〜5品の料理、10時3時におやつとして季節の精進物をお供えします。
  ※ 各家庭や地域によって内容やお供えの仕方が違います

 
    お施餓鬼 
 
 お盆の期間中に菩提寺に伺い供物やお布施を行い、施餓鬼旗や塔婆を頂きます。
 これは、お釈迦様の弟子で目蓮尊者という高僧が、亡き母を餓鬼道から救うため、お
 釈迦様の指示通りに僧たちに供物をささげ供養したところ、苦しんでいた母が無事に
 救われたという伝説に由来しています。





地域のお盆スケジュールは概ね下記の日程となっておりますが、
お施餓鬼や棚経の日程と合わせて各菩提寺様にご確認して下さい。


 多治見市 
 7月12〜15日
 (7月13日〜16日)

土岐市 土岐津・泉・肥田 
   
 7月13日〜16日

土岐市 妻木・駄知
 8月 1日〜 3日
 (7月31日〜 3日)

土岐市 曽木
 8月13日〜16日




地域の習慣 初盆108本のローソク

地域に脈々と続く伝統的行事を         
      ご先祖様の想いと共に大切にしていきたい!

一部地域では初盆に墓地にて108本のローソクを献灯します。
しかし、108本のローソクを立てる蜀台は販売されていません。
何度かお客様からお問い合わせを頂き、
ご要望にお応えしてこのたび製作しました。

サイズ
30センチ×40センチ


108本の幽玄な灯火









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(水曜定休日に変更になりました)